カンボジア、シェムリアップの有名な遺跡「タプローム遺跡」に行ってきました。映画トゥームレイダーの撮影場所としても有名ですね。ガジュマルの木と石が織り成す不思議な、神秘的な美しさがある遺跡です。アンコールワットとは、また違った魅力があります。カンボジア旅行に来たならここは外せませんね。
このページの目次
アンコール遺跡群 タプロームのガジュマルを見に行こう
カンボジアの観光と言えばアンコール遺跡群の見学です。というか、カンボジアは「遺跡の国」のイメージしかないと思います。アンコールワットやアンコールトム、タプロームなどの巨大な遺跡の数々は必見です。
誰もがカンボジアで思い浮かべるのは、こんな感じの東南アジアらしい景色だと思います。
にもかかわらず俺はカンボジアに来てからの数ヶ月、一切そういう場所にはいかず日々を過ごしてきました。今滞在している家は、アンコールワットまでバイクで15分で行ける距離にあるんですが…。数ヶ月前、国境の遺跡、プレアヴィヒアで遺跡デビューはしましたが、近くにある遺跡は「いつでもいっかー」ってなるんですよねぇ。
プレアヴィヒア寺院 天空の遺跡 カンボジア旅行記
プレアヴィヒア遺跡はカンボジアとタイの国境、ダンレック山脈にある遺跡。元々はヒンズー教の寺院でしたが、現在は仏教の寺院になっています。アンコールワットのあるシェムリアップから、車で3時間ほど走った場所 ...
しかし、最近になって、とあるブティックホテルの「ツアー用の写真」を撮りにいく必要が出てきました。これはいい機会と思い、近所のアンコール遺跡群を見に行くことに。今回はアンコールワットとタプロームを見に行きます。
アンコール遺跡のチケットを買いに販売所へ
まずはトゥクトゥク(バイクタクシー)に乗りチケットを買いに行きます。アンコール遺跡のチケットは遺跡の入り口ではなく、少し離れたところにあるチケット販売所で購入します。
このトゥクトゥクという乗り物は割とすきですね。快適だし風を感じられます。こっちのバイクや車は30~40km程度しか出さないので怖さもあまりないのです。
先月までカンボジアは熱季という日本でいうところの夏でした。気温も47℃を記録するなど、現地人でも今年は異常と言う猛暑でした。家にはクーラーもなかったので、割とマジで死ぬんじゃないかと思いましたね。今はある程度暑さもおさまり、観光にはちょうどいい季節。風が気持ちいい。
カンボジアに旅行に来る場合、11月の終わり~3月頭の乾季と呼ばれる時期がおすすめですね。3月~5月は熱季になるのでやめといた方がいいです。
ここが遺跡のチケットを販売しているところ。早朝5:00から開いてます。朝から遺跡を見に行けますね。ここは、近くに美術館やプサー(市場)があって賑やかな場所です。
早速チケットを購入。外国人は20$の入場料が必要になります。(※ちなみに遺跡は17時以降は入場無料になります。とはいえ遺跡は広いので昼間から行かないと回りきれないよね。)
アンコール遺跡群 入場料は2017年2月から値上がりしました
※これでこの辺のアンコール遺跡は全部周れる。ベンメリアやコーケーなどは別途チケットが必要
1日券 20$→2017/02/01より37$
3日券 40$→2017/02/01より62$
1週間 60$→2017/02/01より72$
このチケット1枚でこの辺の遺跡は周れます。チケットを発行する時、顔写真を撮られるので、思ったより時間がかかりましたが、無事発券できました。
今回はアンコールワットとタ・プロームの2つの遺跡ですが、シェムリアップにはまだまだ沢山の遺跡があります。アンコールトムのバイヨンなどはまた次回かな。バイヨンの4面の仏像は最後のお楽しみにとっておきます。
ガジュマルの樹と石が織りなす神秘の遺跡 タ・プロームへ
チケット販売所から、トゥクトゥクでぶっ飛ばすこと15分。遺跡の入場ゲートをくぐると森になっていました。
森の中を進んで行くと、いきなり開けた場所に出ました。屋台が並んでいます。
タ・プローム遺跡に入場!
トゥクトゥクを止めて、一人で遺跡に入ります。トゥクトゥクのドライバーは基本入り口で待ってる感じですね。遺跡に入ってすぐのところに係員がいるので、さっき買ったチケットを見せて進んでいきます。
タ・プローム(Ta Prohm クメール語:តាព្រហ្ម)は、カンボジアにある、アンコール遺跡群と呼ばれる多くの寺院や宮殿などの遺跡群の内のひとつで、12世紀末に仏教寺院として建立され、後にヒンドゥー教寺院に改修されたと考えられている遺跡。創建したのは、クメール人の王朝、アンコール朝の王ジャヤーヴァルマン7世。
ガジュマルによる浸食が激しい。三重の回廊に覆われた遺跡には、文字通り樹木が食い込んでいる。あまりの酷さにインド政府はタ・プロームの修復計画を発表した(インドはタ・プロームの修復を担当している)。しかし、現在ここで議論が沸き起こっている。熱帯の巨大な樹木は遺跡を破壊しているのか、それともいまや遺跡を支えているのかという議論である。2006年10月現在、この遺跡の修復方針をめぐって、ユネスコを中心とした活発な議論が継続中である。
Wikipediaより
タ・プロームは遺跡がガジュマルの樹に侵食されて、いつまで保つか、わからないという特殊な遺跡。映画トゥームレイダーの撮影地としても有名な場所です。
入り口から、遺跡まではちょっと距離がありました。進行方向が分からないので、他の旅行者が歩いていく方向に着いていきます。
遺跡の入り口から既にガジュマルの樹が見えます。遺跡自体はパッと見けっこう小さいですね。もっとでかいかと思ってました。
有名なガジュマルの木を発見
遺跡の中に入ると、写真でよく見る、有名なガジュマルの木がいきなりドーンとありました。
もうほんとラピュタの世界そのまんま。ここが空に浮いてても違和感全くないですねぇ。単純にかっこいいというか、美しい。
樹の生命力に圧倒されますね。荒廃しきった遺跡と、生命のごちゃまぜになった美しさ。これはなかなか見ることが出来ない景色。
タ・プローム遺跡の内部へ
木を後にして、奥へ進んで行くと回廊などがあります。完全にぶっ壊れてますね。瓦礫の山。THE・廃墟。この枯れた感じはすきかも。
アンコールワットや、プレアヴィヒアのような整備された感じではないですね。めっちゃ荒廃した感じ。
このへんとかダンジョンの入り口にしか見えません。何かを封印してる場所とかそういう感じ。ここからRPGのモンスターが出てきても違和感ないかな…。そりゃ映画でも使われるわけですね。
リアルな話ここはオーパーツ的なものがあるそうです。この時は知りませんでしたが、タプロームには、当時存在し得ない恐竜の形のレリーフなどがあるそうです。
【オーパーツ世界探訪】12世紀に恐竜と暮らしていた「異次元の地」があった? 古寺院遺跡タ・プロームの謎!!
入り口のガジュマルだけではなく、内部もがっつりガジュマルの木に侵食されてますね。こっちのはかなりデカいです。
ちなみに、こういう感じの場所って、正体不明の虫とかめっちゃいそうじゃないですか?でも虫のたぐいはほぼ見かけませんでした。
木だけではなく、彫刻も美しいので、じっくり見る価値がありますね。
もっとゆっくり眺めていたいところですが、そろそろ太陽が傾いてきました。アンコールワットへ向かわなければ。トゥクトゥクへと戻りました。
樹木と遺跡の美しい融合タ・プローム。カンボジアにきた際は、この遺跡は見ておいた方がいいと思います。
アンコールワットへつづく
アンコールワットの旅 カンボジア旅行記
アンコールワットはカンボジアで最も有名な観光スポット。カンボジアを知らなくてもアンコールワットは聞いた事があるって人もいるのでは?夕陽に照らされた世界遺産アンコールワットを見に行ってきました。まさに東 ...
最新情報をお届けします
Twitter でasafukuoをフォローしよう!
Follow @asafukuo