慶良間諸島 座間味島のまわりには幾つかの無人島があります。座間味港から船で簡単にアクセスできる無人島「安慶名敷島(あげなしくじま)」に日帰りで行ってきました。世界が恋する慶良間ブルー、座間味の海を誰もいない無人島で味わう。不便だけど最高の贅沢です。カラフルな珊瑚や熱帯魚はもちろん、超ワイルドな珊瑚の森も楽しめる安慶名敷島。古座間味や阿真ビーチとは一味違う楽しみ方ができますよ!
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座間味の無人島 安慶名敷島へ
新型コロナのパンデミックでほぼ外出できなかった2020年~2022年。俺は緊急事態宣言の合間をかいくぐって、密かに何度か沖縄に行ってました。世間の目などを多少気にして、今まで記事にしてなかったんですが、そろそろ解禁していきたいと思います。
今回の目的地は慶良間諸島 座間味にある無人島「安慶名敷島」です。これで、あげなしくじまと読みます。南北500メートルの小さな無人島。座間味から渡し船で約10分で行ける楽園。那覇から日帰りで行けます。
座間味には今までも何度も訪れていますが、無人島までは行ったことがありませんでした。安慶名敷島、嘉比島、安室島あたりは割と気軽にいけるみたいなので、是非とも行ってみたいところ。
古座間味の前のデカい無人島「安室島」にするか、珊瑚がヤバいという「安慶名敷島」にするか迷いましたが、今回は安慶名敷島に行く事にしました。
安慶名敷のちょっと深いところにある珊瑚の森という場所に行ってみたいんですよね。参考→珊瑚の楽園(通称:珊瑚の森)を冒険 無人島「安慶名敷島」
しかし無人島はいつものように単独、ぼっちで行くのはちょっとリスクが高い場所。安慶名敷島は潮の流れも速いみたいだし、一歩間違えると誰にも気づかれる事無く海の藻屑と化してしまう可能性があります。
というわけで、久しぶりに千代田インコ氏に強制的に休みを取らせ、成田から緊急事態宣言が解除されたばかりの沖縄へ。それー!
安里のカプセルホテルに1泊し、翌日朝から高速船クイーンざまみで座間味島へ向かいます。
クイーンざまみやフェリーざまみについては、こちらの記事で。
座間味 日帰りの旅 古座間味ビーチで遊ぼう!
那覇から日帰りで座間味島の古座間味ビーチに遊びに行ってみました!座間味は国立公園となった慶良間諸島の島のひとつ。慶良間への日帰りというと、距離的に渡嘉敷島に行く人が多いのですが、座間味も充分日帰り可能 ...
座間味に来るのは↑この時の日帰り古座間味満喫ツアー以来、2年ぶりです。
安慶名敷島へは無人島渡し 第三安清丸で!
座間味港のターミナルを出て左手を見ると、無人島行きの船「無人島渡し 第三安清丸」があります。安慶名敷島、嘉比島、安室島などへ渡してくれます。
黄色い看板が目印です。だいたい人は乗ってないので電話しましょう。すぐに駆けつけてくれます。安慶名敷島までの運賃は往復で1,500円(子供は1,000円)です。安くないですか?
船に乗ると行先や、帰りの時間などを聞かれます。帰りの船の時間なども考慮してゆとりを持った時間に迎えに来てもらいましょうね。俺たちは帰りもクイーンざまみなので夕方まで遊べますが、フェリーざまみだったら出港時間かなり早いので気を付けて。
座間味港から安慶名敷島まではだいたい10分ぐらい。
船でシュノーケルセットなんかも借りる事ができるので便利です。手ぶらでも、水着さえ着とけば無人島遊びに行けますね。
安慶名敷島が見えてきました。港などないので、船がギリギリいける浅瀬で降ろしてもらいます。つまり、船に乗る前には水着に着替えとかないと、ずぶ濡れになるという事ですね。気を付けましょう。
安慶名敷島の海 めっちゃキレイで笑う
超絶景 美しすぎる景観
これが安慶名敷島からみた海。正面に見えるのは嘉比島。あれも無人島です。
海からみた安慶名敷島。マジで砂浜と小さな丘だけ。日陰は一切ありません。やはりパラソルはあった方がいいですね。この日もカップルがパラソルの下で楽しそうにしてました。
島の北側に行くと座間味の町が見えます。こっち側はあんまり人来ないので、トイレ行きたくなったらこの辺で海に浸かって放出すれば、分からないんじゃないかな。
渡し船を降りる時、どこで泳ぐかどこが危険かなど、ある程度説明してくれるので、真面目に聞いときましょう。関係ないとこ行くと潮の流れが速く、遥か彼方に連れていかれるので要注意。東側と南側は特に危険らしいよ。
浅瀬はカラフルで賑やか 熱帯魚うじゃうじゃいる
※注意巨大なゴマモンガラや、ウツボなど危険生物も普通にいます。なんでもかんでも触らないように気を付けましょう。特に岩系はウツボ出てきます。超至近距離で見て腰抜けそうになりました…。
さっそく海に入ってみます。砂は真っ白ですね。珊瑚とその死骸がめっちゃあります。
めっちゃハイテンションで泳ぐ千代田インコ。この人、水泳歴がかなり長いので少々ハードな場所でも問題なく泳げます。
たまに水面に顔を上げて、自分がどの辺にいるか場所を把握しといた方がいいと思います。思ってるのと全然違うところにいる可能性があります。古座間味や阿真ビーチとはちょっとレベルが違いますね。
スズメダイの集まってる場所は結構ありました。近くで見ると超きれい。THE・南国の海って感じ。
安慶名敷島の海には所々にこういう杭があって、そこに珊瑚が繁殖してました。かなり面白い風景ですね。珊瑚を育ててるんだろうな。
安慶名敷島 珊瑚の森 超きれいだけど流れ速いので注意
その日の干潮、満潮によって時間がかわりますが、流れが弱くなる時間帯があります。↑このブイがまっすぐ立つようになったら珊瑚の森に行くチャンスです。
ブイの方に向かって泳いでいくと、いきなりめっちゃ深くなります。10Mぐらいはあるかな?海の色もガラッと変わって深い青になります。そこに珊瑚がぎっしり生えてるんですね。
海底の珊瑚の塊にちょっと近づいてみると、なかなかの迫力。ずーっと向こうまで珊瑚が続いてます。写真だと分かりにくんですが、これめっちゃデカいんですよね。
補正してるんで明るく見えますが、実際はもっと真っ青で暗い感じです。
安慶名敷島のコアポイント「珊瑚の森」なかなか見応えがありました。野生の生命力溢れる海って感じです。しかし、ここは初心者向けじゃないなぁ。
海を上がるともう夕方。そろそろ迎えの船が来る時間です。
泳いだあとの酒は染みる
座間味の無人島を満喫した俺たちは、那覇に戻り泊港から夜の牧志へ。普通の居酒屋やせんべろなどをはしごし、久しぶりの沖縄の夜を堪能しました。海行った日の酒はめっちゃ美味い。美味すぎる(笑)
オリオンビールと島酒をかっ食らった俺たちは、カプセルホテルで泥のように眠りました。良い一日になったんじゃないですかね。短い滞在ですがこれぞ夏の休日という感じで満喫できました。
安慶名敷島は行く価値あり しかし家族連れにはおすすめできないかも?
安慶名敷島は景色良し、海の中も良しでいい島。一度は行って欲しいと思う場所です。古座間味や阿真ビーチとは違う、野生の迫力があります。
ただ、潮の流れが速いのと、ライフセイバーなど「いざという時助けてくれる人がいない環境」という事は理解して行った方がいいですね。沖縄のビーチでよく見るクラゲ避けのネットもありません。ウツボなんかも普通にいます。
要するに安慶名敷島の海は、初心者に優しい海ではありません。
流れに抵抗しながら泳ぐので体力もめっちゃ使います。前日は深酒しない方がいいでしょう。「沖縄着いたー!オリオンじゃ!泡盛じゃ!」と逸る気持ちは分かりますが、二日酔いで行くとかなりヤバい場所です。フェリーや座間味港などでビール飲んでいくのもやめた方がいいでしょう。
今回のように「沖縄の海にはある程度慣れているおっさん二人」のパーティなら問題なく楽しめますが、小さな子供連れの家族旅行だと厳しいかも。小中学生でも泳げない子は危険かな(※インストラクターのいるツアーとかなら別ですが)。
安慶名敷島に行く際は、そこそこ体力のある、普通に泳げる大人だけでパーティを組んで行く事をおすすめします。
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