北口本宮冨士浅間神社と金運神社として有名な新屋山神社への参拝の旅。北口本宮冨士浅間神社は富士山の北側、山梨県富士吉田にある神社。1900年の歴史を持ち、富士登山の出発点になっています。凛とした力強い空気で清々しい気持ちになれる神社です。新屋山神社は大山祇神を始めたくさんの神々を祭る神社で、奥の宮は富士山のなかにある山の気の満ちた場所。どちらも富士山に来た際には是非とも参拝して欲しい神社です。
北口本宮冨士浅間神社
北口本宮冨士浅間神社
山梨県富士吉田市上吉田5558 TEL:0555-22-0221
富士 吉田うどん 玉喜亭
富士山神社巡りの二日目、河口湖から富士山駅へ。玉喜亭で富士吉田名物の吉田うどんを食べてきました。 このページの目次1 河口湖から富士山駅へ2 富士山駅へ機関車トーマスで行く3 吉田うどん 玉喜亭 河口 ...
吉田うどんを食べお腹いっぱいになった我々は北口本宮冨士浅間神社へと向かいます。ここは武田信玄公ゆかりの神社。
浅間神社と名のつく神社は木花開耶姫(浅間大神)が御祭神。富士山の噴火を鎮めるために建てられた神社ですね。木花開耶姫は火の燃え盛る中で瓊々杵命の子を出産したという火にはめっぽう強い神様。
富士山の周りにある神社を始め、全国の浅間神社は木花咲耶姫を祭っています。富士山頂にある神社も木花咲耶姫が御祭神。父親が山の神、大山祇神だからというのもあるのかもしれません。山の神の子で、火にも負けないから、富士を鎮める力もあるといったところでしょうか。
もともと浅間神社は浅間大神をお祀りしていたそうです。浅間大神は富士山を鎮める火山の神様で、時の流れとともに浅間大神は木花開耶姫と同一ということになった的な。火を鎮める神様だからですね。瓊々杵尊と大山祇神もお祀りされています。東京に住んでいた時も近くに浅間神社があった気がします。
北口本宮冨士浅間神社は秩父の三峯神社や、宝登山神社と同じく日本武尊がつくったそうです。俺たちの行く神社は日本武尊がつくったところが多いなぁ。
ここの鳥居は鉄で出来ていて富士山と書いてあります。見た目めちゃくちゃ強そう。女神を祭っているような雰囲気ではありませんね。
北口本宮冨士浅間神社は富士信仰の本拠地。もともとは過酷な修行をしていた場所らしく、凛とした空気が漂っています。富士講の人たちは何日も断食したり不眠を貫いたり、何度も富士山を登ったりといった苦行を行っていたそうです。
昔、まるまると太っていた俺はダイエットの一環として断食をやった事がありますが7日が限界でした。水以外は一切口にしないというやり方だったのだけど、1週間でがっつり痩せたというかやつれました。二度とやりたくないレベルでひもじかったですね。確実に痩せるけどあんまりおすすめはできません。まぁ、そもそも修行の断食は目的が違うけど。
個人的にはこの空気が好きなんだけど、毎回ピリッとします。富士宮にある富士本宮浅間神社はこういう感じではなく、もっと優しい雰囲気。同じ神様を祀っていても空気は全く違います。
北口本宮浅間神社が陰で、富士山本宮浅間神社が陽の気とかいうのも分かるような気がしますね。
北口本宮浅間神社に参拝
参道を突き進むと見えてきました、日本最大の木造鳥居。
随神門をくぐると拝殿が見えます。
ここはかなり古い建物で味があってすげー好きな場所。 木の感じが歴史を感じて、なんというかめちゃくちゃ落ち着きます。
巨大な天狗=大山祇神がどーんと正面にあって迫力があります。猿田彦大神と大山祇神は天狗として書かれることが多いですね。
ここに来ると邪気が祓われる感じがします。俺などは普段、邪気及び煩悩の塊なのでちょっとビビります。「昨年から海外に移住したり色々ありましたが、なんとか無事に帰ってこれました」といった内容の事を報告し、感謝を申し述べました。
向かって右手に御朱印やお守りなどを頂く場所があります。我々もありがたく御朱印を頂戴しました。
本宮への参拝を済ませた俺たちは、拝殿の周りをぐるっと回ってみる事に。
北口本宮浅間神社のご神木は立派。樹齢1000年以上といわれる冨士太郎杉。その反対側には冨士夫婦檜。めっちゃデカイです。
そして、ここでびっくりしたのが、日光の大黒様が本殿の裏にいるというところ。日光二荒山の大黒様=大国主命のところには、個人的によく参拝しに行きます。ついこの前も日光に行ってきたばかり。まさか富士山にいらっしゃられるとは思わなんだ。なんか神縁的なものを感じずにはいられないですね。「いつもありがとうございます」とご挨拶させて頂きました。
東京という場所は「富士山から日光への龍脈の気を集めるような作り」になっているそうですが、意外とほんとかもなーと思います。知らんけど。
更に奥へ進むと祖霊舎があり、そこから先が富士山吉田口です。
大司氏とは山奥にある三峯神社、奥の宮まで登山したりしてきました。正直ちょっとウズウズしますが日本で最も高い山、霊峰富士山に挑む装備ではないですね。吉田ルートも、富士スバルライン五合目までは車で上り、そこから登山するそうですし。
ちなみに、今回はそこまで行かなかったというか、知らなかったのだけど、この先に大塚丘という場所があって、そこに日本武尊命と浅間大神が祭られているそうです。次回はそこにもお参りしたいと思います。
やっぱりここの空気はピリッとして凛としてていいですね。富士山に登る人は、1回ここで禊をしてから登るといいんじゃないでしょうか。
金運神社として有名な新屋山神社へ
新屋山神社
〒403-0006 山梨県富士吉田市新屋1230 新屋山神社
電話: 0555-24-0932
公式サイト http://www.yamajinja.jp/
我々はそのまま徒歩で新屋山神社へ。奥の宮が金運神社として有名な神社。北口本宮冨士浅間神社から旧鎌倉往環を山中湖方面へ向かって徒歩で10分ぐらい。ローソンが右手に見えてくるので、そこを右に入っていくとすぐにあります。
ほんとかどうかは知りませんが、なんでも船井総研の船井さんがお金に困ったらここに行けと言ったとかなんとか。
まずは本宮へ参拝します。ここは入口の鳥居から雰囲気があって好き。とりあえず凄そう。
ここは大山祇神様、その一族を始めたくさんの神々が祭られています。
前回来た時から年収が上がったとか、宝くじが当たったとかはないけど、海外にいても食うに困らず生きてこれました。その御礼を述べました。
今回は普通に参拝。前回来た時は玉串拝礼をさせて頂きました。作法がわからず多少テンパったのを覚えています。
本宮での参拝を終えた俺たちは、タクシーで奥の宮へと向かいました。
新屋山神社 奥の宮へ
新屋山神社から奥の宮まではタクシーでひたすら裏の山道を上って行きます。奥の宮は富士山の中にあるんですね。富士山二合目あたり。
かなり距離があるので、だいたい往復で8000円ぐらいタクシー代がかかります。でも、それでも行った方がいいと思う場所です。車で来てる人はそのまま山道を上がっていけば着きます。
奥の宮は、本宮の雰囲気とは打って変わってピリッとした感じ。全然違う神社みたい。山の気が満ちてる感じ。
大司氏はここには初めて来たのですが
とつぶやいて、しばらく呆然としていました。
前回来た時も今回も、霧に包まれて幻想的な雰囲気。前回は結構人が多くて、みんな熱心に祈っていました。雰囲気的に、経営者が多いんだろうなと思った覚えがあります。
本日は開いてなかったけど参拝しておきました。御礼参り大事。
前回来てからの事、その御礼、この先の予定などをざっくりと報告しました。なんだかんだ前回来た時に、こうなったらいいなーと漠然と思っていた事が現実になってきています。全くもってありがたい事この上ないですね。
今回の最大の目的だった「富士山の神社へのお礼参り」を無事に済ませた俺たちは、富士急ハイランドまでまた歩き、そこから高速バスに乗り東京へと戻りました。
昔から思っていたのですが、こういう神社仏閣巡りをする時は、ちょっとスピスピした感覚で行った方がいいと思います。単純に建物を見るよりは、なにかしらの人を超えた存在がそこにいるかもと思った方が楽しくないですか?
伊勢神宮の旅などでも、俺と大司氏だけがテンション爆上がりで、周りの人達はシラーっとしてるような事はよくあります(笑)
そして、神社には現実的に困ってから行くのではなく、普段から「無事に生きてます。どうもありがとうございます。」的な感じで、ちょとこちょこ参拝しに行くといいのではないかと思います。
まぁ、なんにしろ、沖縄とはタイプの違う、いい夏の旅になりました。
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