伊勢神宮の旅の夜。伊勢市駅の近くに、ウツボや鮫が食べられる変わった立ち飲み屋を発見しました。気軽に入れる立ち飲み屋 岡田酒店は地元の方に愛される隠れた名店。各地の美味い地酒が安く飲めます。かなりいけてる日本酒も500円以下のものが多く、肴は250円程度。伊勢市駅周辺には様々な飲食店がありますが、個人的にはここが一番落ち着きます。
伊勢市でひとり飲みするなら岡田酒店がおすすめ!
伊勢神宮の旅、1日目の夜。今回は伊勢市駅前の伊勢シティホテルに宿泊しています。
伊勢市の駅前には色んなジャンルの飲食店が立ち並んでおり、飲み食いには困りません。こじんまりとした居酒屋もたくさんあるのです。
今回は、安い、美味い、雰囲気いいと三拍子そろった立ち飲み屋「岡田酒店」を発見しました。ここは旅行客狙いのお店ではなく、地元の人に愛される隠れた名店。本気でおすすめできるお店なので、ご紹介したいと思います。
伊勢市駅周辺の居酒屋を探そう!
伊勢市のホテルに着いてから、しばらくボケーっと休んだ俺は厚めの服に着替えて
と外宮参道の近くにある居酒屋で軽く1杯飲むことにしました。
この外宮参道周辺は昼間は何度も通っていますが、夜来るのは初めてです。いったいどんなお店があるのでしょうか?
調べてみると近くに岡田酒店という酒屋がやってる立ち飲み屋があるようです。
伊勢市の立ち呑み屋 岡田酒店
旅先で行く立ち飲み屋。めっちゃいい感じじゃないですか?なにより一人でも入りやすいのがいいところ。知らない土地で一人で飲みに行くのは心理的に結構ハードルが高いのです。
酒屋に併設系の立ち飲み屋は、大阪時代によく行きました。いい酒でも安く飲めるとこが多かった気がします。
伊勢市の駅から大通りを外宮側に向かって行くとファミマとか和食さとなどがある本町交差点に出ます。そこを月夜見宮の方に3分ぐらい行ったところ。
分かりにくいので地図を入れておきます。
岡田酒店は向かって左側は普通の酒屋ですが、右側にある扉を開けると立ち飲み屋になっています。特に看板などはないので、最初は戸惑うかもしれません。実際、俺は一度、酒屋の方に入って「立呑もやってると伺ったんですが…」と店主に言って案内してもらいました。
立飲みエリアに入ると、落ち着いた雰囲気。高い天井。やさぐれたオッサンが集まる上野とかの立ち飲み屋とはだいぶ違う系統ですね。上野のあれはあれで好きだけど。
岡田酒店は、どっちかっていうとバーとかに近い雰囲気かな。旅行客などはほぼこない完全に地元の人が集まる店。夫婦で運営していて、物腰の柔らかい店主がお酒、料理は奥さんが担当しています。
日本酒は知らない銘柄がかなりありました。有名なやつだと雪の茅舎とかかな。他にも百十郎や瀧自慢、酔鯨といった気になる銘柄も。かなりいけてる日本酒も500円以下のものが多く、肴は250円程度。
俺は雪の茅舎 純米吟醸を注文。雪の茅舎は齋彌酒造店が作る、秋田を代表する日本酒。全国新酒鑑評会では、平成に入ってから13回も金賞を取ったという実力のある日本酒。最近は居酒屋で見かける事も増えてきました。
日本酒を頼むと、決して小さくはないコップに並々と注がれます。これで450円。因みに大吟醸でも650円。めちゃくちゃ安くないですか?
家の近所にあったら確実に毎日飲みに来てしまうはず。さすが酒屋がやってる立ち飲み屋。
マグロの角煮や赤ウインナーを食べながら、雪の茅舎をちびちびと飲みました。つまみは150円から250円ですが味はしっかりしてますね。マグロの角煮の甘く濃い味に酒が進んで仕方ない。
地元のお客さんとちょいちょい話をしながら呑む日本酒。ひとり旅の夜って感じがするなぁ。旅のこういう時間はほんと好き。どうでもいいけど、日本酒は「飲む」より「呑む」の方が字面がしっくりくる気がする。
岡田酒店でウツボと鮫を食ってみる
つまみのメニューはかなり変わったものがありました。ウツボとサメタレ。「リアルにウツボとサメ?サメはまだ分かるけど、ウツボ食べるの?」
岡田酒店のオリジナル珍味とかいうわけではなく、普通にこの辺りではウツボやサメを食べるそうです。伊勢神宮は何回も来てるけど初めて知りました。
ウツボは皮の部分を食べるそうです。コリコリして、完全に酒の肴の味。スルメとか貝ひもみたいなジャンル。香ばしくてついつい手が伸びる味。これで250円。安いね。
サメたれもやって来ました。身になるとサメもただの白身の魚。
サメタレは、めっちゃ普通に魚として美味いですね。サメは臭いとか言うけど、全くそんな事はなく身の締まった白身魚を食ってる感じ。これも250円。
珍しいし安いので伊勢市に来たら食べてみてください。話のネタにもなると思います。経験上、松坂牛や焼き牡蠣を食った話よりも、ウツボと鮫を食った話の方がずっと皆の食いつきが良かったので。
店主おすすめの日本酒、神舞も注文してみました。神舞は岡田酒店オリジナルの日本酒らしく、キリッとしたサッパリ系の味。海鮮系の肴にはマジでよく合うタイプ。
だんだんと日本酒独特の甘い酔いが程よく回ってきました。焼酎やウイスキーみたいな蒸留酒の酔いの回り方と違って、ふわっとした感じで気持ちいい。油断すると次の日地獄を見ることになりますが。
会計すると2000円弱でした。コスパ良すぎ。いい酒と肴、雰囲気もいいし、次から伊勢で飲む時は岡田酒店ですな。
伊勢市に宿をとる人は岡田酒店に1回行ってみるといいと思います。少人数でしみじみといい酒を呑むんだったらここはおすすめ。※集団で行ってぎゃあぎゃあ騒ぐのはやめといた方がいいと思う。
一人でも気軽に行けるので、一人旅好きにはもってこいの立ち飲み屋でした!
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伊勢神宮に行く前に!10倍楽しむ為に知識を!
一生に一度はお伊勢参り。昔から言われてきた言葉ですね。個人的には年に2~3回行くのでもはや迷うことなどありませんが、初めて行った時は、ひとり旅でかなり迷いました。
どこからいけばいいのか?どこに何があるのか?右も左もわからぬまま現地で色々と調べました。地理や交通手段もまったく不明でしたしねぇ。外宮→内宮という順番も現地で覚えました。おかげ横丁やお祓い町も知りませんでした。
地理、交通、参拝順序、グルメなど、調べる事が多すぎてちょっと大変でしたね。そこでおすすめしたいのが史上初! おかげ横丁公式ガイドブック 『 伊勢神宮とおかげ横丁 』です。伊勢に関する情報は全部まとまってます。どこで何をすればいいのかも食べ物系統もなにもかも。
観光というよりも、伊勢の伝統や歴史などを知り、心に滋養のある旅をしたと思っているのなら伊勢神宮の謎などを読んでおくと尚、旅が楽しめるかもしれません。究極のパワースポットとしても、観光地としても、日本の歴史の原点としても見方によって幾通りも楽しみ、発見のある伊勢。知識を深めて行くと10倍楽しめると思います。
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