沖縄中部の離島、津堅島。中城湾に浮かぶ小さな島。別名キャロットアイランドと呼ばれる、人参畑の広がる"のどかな島"に日帰りで行ってきました。そこまで観光化されていない、知る人ぞ知る島といったところです。極上の眺めの津堅ビーチやニンジン展望台などをサイクリングで巡ってきました!
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沖縄中部の離島 津堅島は観光客にもおすすめ!
津堅島
中城湾に浮かぶ小さな島。人参栽培が盛んなため別名「キャロットアイランド」とも呼ばれる島。
- 所在地:〒904-2317 沖縄県うるま市勝連津堅
- アクセス:うるま市の平敷屋港からフェリーくがにで30分・高速船ニューくがにで15分
- 乗船料:フェリーくがには往復1,220円・高速船ニューくがには往復1550円
- 島内での移動:自転車でサイクリングがおすすめ
- 見どころ:にんじん展望台・トゥマイ浜ビーチ(津堅ビーチ)・ホートゥガーなど
沖縄の離島と言うと、石垣島や宮古島、最近だと慶良間諸島などが有名です。確かにそれぞれ、めっちゃ綺麗だし、魅力的な場所。しかし、沖縄本島からはちょっと遠く、飛行機や船、宿の予約が取りにくかったりと、行くのに「それなりの準備」が必要な場所です。
そこで、今回は沖縄本島からめっちゃお手軽に行ける沖縄中部の離島、津堅島をご紹介します。
という人にはピッタリの島だと思いますよ!
津堅島は中城湾に浮かぶ小さな島。観光地として栄えている西海岸(東シナ海側)ではなく、東海岸と言われる太平洋側にあります。
キャロットアイランドと呼ばれ、人参の栽培が盛んな事で知られる島。
観光客はそこまで多くない島ですが、トュマイ浜というビーチは東海岸で見た中ではダントツで美しいですし、島の道を自転車で走ると沖縄離島の「のどかな雰囲気」が存分に味わえますよ!気軽に八重山離島とかの雰囲気が味わえる感じですね。
沖縄中部の離島 津堅島に日帰りで行ってみよう!
俺は中城の海側にはよく行くので、津堅島の存在そのものは知っていましたが、行った事はありませんでした。中城の方に行く途中、高台からよく見える島。何回も見てるけど何があるのか全くわからない島なんてめちゃめちゃ興味をそそられませんか?
そんな訳で、沖縄中部、中城出身だけど津堅島には行った事がないという武蔵家沖縄店主牧志シーサー
と東京からの移住者お魚マン(この人は魚肉ソーセージばかり食べているのでお魚マンという名前になりました)
を引き連れて津堅島に行くことにしました。
津堅島へのアクセスは「フェリーくがに」で
津堅島へ行く場合、まずはうるま市の平敷屋(へしきや)港へ向かい、そこから「フェリーくがに」に乗って行きます。
平敷屋港は勝連城や海中道路の入り口のもっと先にある小さな港。中城からうるまは何度となく訪れている場所だけど、ここまでくるのは初めてです。
那覇からだと県庁北口から1時間40分。1,320円。
そこから更に徒歩で15分ぐらいです。
港につくと中型のフェリーが停泊していました。
これは、津堅島にある企業、神谷観光の運営するフェリー。津堅島まで行く船は、フェリーくがにと、高速船のニューくがにの2つ(どっちも神谷観光)が運行しているそうです。
津堅島まで30分で到着。
高速船ニューくがには片道770円で往復1550円。
津堅島まで15分で到着。
乗船券を買うために、平敷屋旅客待合所の中にある乗船券販売窓口に行くと「本日は台風が近づいているため15:30のフェリーが最終になってしまう」との事。3時間ぐらいしか滞在できないのか…。
乗船券を無事購入し、さっそうとフェリーくがにに乗り込みました。
フェリーくがには慶良間へ行くようなフェリーよりひと回り小さいタイプ。乗り心地は悪くないですね。あんまり揺れないし。
海中道路を横目に、沖縄本島東海岸の景色がよく見えます。
中城出身の牧志シーサーはかなり本気で感動しておりました。いい景色なのは間違いないですね。
島内の交通手段は自転車が最高!
30分ほどの航海を経て津堅島に到着!割と快適な船旅でした。
初めて降り立った津堅島。さすがはTHE・沖縄離島。港にも何もありません(笑)
レンタサイクルの看板がいくつか出ている程度。自転車で充分回れるサイズの島なのでしょうね。
レンタサイクルの看板を出している、あずま商店に電話して自転車を3台押さえてもらいました。
あずま商店は港から真っ直ぐ坂を上がった場所にある小さな商店。他にコンビニやらスーパーやらはないので、この島では割りと重要な店っぽいですね。
さすがに品揃えは良く、日用品から食料まで幅広く販売されていました。俺たちは早速オリオンビールを買い、ゴクゴク飲みながらサイクリングの旅へ!
津堅島 あずま商店
自転車レンタル 1日500円
TEL:098-978-4029
津堅島名物 にんじん展望台
俺たちは自転車で、津堅島最大の観光スポットであるトゥマイ浜(津堅ビーチ)を目指す事にしました。トゥマイ浜までは、港からひたすら坂を上がって下る感じです。
港からトゥマイ浜(津堅ビーチ)に行く途中、坂を上がったところに「にんじん展望台」という観光スポットがあります。津堅島のシンボル的な展望台です。
この標識の指す方に進むと濃いオレンジ色の展望台が見えてきます!
さすがキャロットアイランドというだけありますね(笑)
このにんじん型の展望台を上ると
ここからはトゥマイ浜の白い浜と、美しい青い海が見渡せます。ビーチの反対側には沖縄本島も見えますね。
20分ぐらい、良い景色と気持ちのいい風を堪能した俺たちは、津堅島最大の観光スポットであるトゥマイ浜(津堅ビーチ)へ向かうことにしました。
トゥマイ浜(津堅ビーチ)で海水浴
人参展望台から5分。津堅島最大の観光スポット、トゥマイ浜(津堅ビーチ)に到着。
ビーチの入り口には神谷荘という民宿があります。フェリーの運行も手がける、神谷観光の本拠地ですね。今日は休みのようです。
津堅ビーチは、普段はマリンアクティビティが盛んで、キャーキャー言ってる場所です。マリンジェットやバナナボート、ウェイクボードといった定番のマリンアクティビティが楽しめる場所。
今日はめっちゃ晴れてるし、波も穏やかですが、台風が近づいてきている事もあって人はあまりいません。4~5人泳いでるぐらい。
今の所は風もなく、雨が降りそうな気配も全くありませんが、これから段々とシケってくる可能性があります。
沖の方まで行くとリアルに死ぬ可能性があるので、ビーチの浅瀬で遊ぶ事にしました。
津堅ビーチは慶良間や宮古、石垣のような珊瑚礁の海ではありません。伊計島もそうですが太平洋側は珊瑚があまりないんですよね。
しかし、景色は極上です。南国のビーチでのんびりしたいという人にはおすすめのビーチですね。
※沖縄本島で珊瑚礁やら熱帯魚を見たいという人は北谷の砂辺か、恩納村の真栄田岬辺りまで行きましょう。個人的には丸1日使って慶良間まで行ったほうがいいと思います。
ビーチで飲むオリオンビール(ジョッキ)は最高すぎ!
台風が近づいて来る前に、海から上がって昼食を取る事にしました。神谷荘が開いていればそこで何か食べたり出来ると思いますが、今日は神谷荘は休み。
海水まみれでビーチの周辺をウロウロしていると神谷荘の反対側、海に向かって右側の方に階段がありました。この先に何かあるかも。
階段を上がると、左手に飲食店らしきものを発見。
屋根に巨大なニンジンの像が見えます。
そこはキャロット愛ランドという、シャワーやトイレもついた海の家的な飲食店でした。さっそくシャワーを浴びて、ご飯を食べることに。
オリオンビールのジョッキもあります。沖縄ソバをサクッと食べた俺たちは、外のベンチで軽く飲むことにしました。
極上の景観を誇る津堅ビーチで飲む「オリオンビールのジョッキ生」はそれはそれは極上な味でした。
キャロット愛ランド
〒904-2317 沖縄県うるま市勝連津堅 沖縄県うるま市勝連津堅2629−1
TEL:098-978-1144
営業時間 9:00~19:00
津堅島を自転車でぐるりと回ってみる
お腹が膨れた我々は、帰りのフェリーが来る時間まで津堅島をぐるっとサイクリングしてみることにしました。
ニンジン畑の続くのどかな風景。数年前に行った竹富島や小浜島を思い出します。なんか雰囲気が似てる気がする。
特に何があるわけでもないのですが、心底リラックスできる場所です。いい雰囲気。
そろそろフェリーの時間が近づいてきました。最後にホートゥガーという井戸を見物してから帰ることにします。
ホートゥガー 子孫繁栄の神様がいる場所
ホートゥガーは鳩が見つけたという井戸。沖縄方言で鳩はホートゥというそうです。井戸がガー。で合わせてホートゥガー。
ここは昔から津堅島の人々の飲む水を供給してきた場所。日照りの時もここは水が湧いていたとか。
階段を降りて行くと断崖絶壁に、いきなり井戸があります。ここがホートゥガーですね。
ホートガーのそばには小さな祠があります。そこが子孫繁栄の神様がいるところ。来週、結婚式を控える牧志シーサーは熱心に祈っていました。子宝に恵まれたい人は行ってみるといいかもしれません。
フェリーで沖縄本島に帰ります
俺たちは、あずま商店に自転車を返却して、またオリオンビールを飲みながらブラブラと港へ向かいました。
フェリーの待合所では釣りの道具を持った少年を多数見かけました。ちょっと話をしてみると、ここ津堅島は釣りの有名スポットで、かなりの大物が釣れる場所だそうです。
出航時間が近づき、フェリーくがにがやってきました。
帰りも30分の船旅。それにしても充実した1日が過ごせました。
沖縄本島(中部)からいつでも気軽に行ける津堅島。沖縄市やうるま市に宿泊する際は観光コースに入れてみてはいかがでしょうか?
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